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銀閣寺の日の日付や由来は?銀閣寺ってどんなお寺なの?

京都には、
たくさんのお寺神社
ありますよね。

中でも有名なものといえば、
やはり銀閣寺
金閣寺の名前があげられます。

きらびやかな金閣寺と比べて
ちょっと地味な
イメージのある銀閣寺

しかし銀閣寺は
金閣寺が持っていないものを
持っています。

それが記念日です!

今回は銀閣寺や、
銀閣寺の日について
お伝えします!

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銀閣寺の日の由来は?

銀閣寺の日は、
毎年の2月4日です。

日付の由来になったのは、
ずばり銀閣寺が造られた日

1482(文明14)年の2月4日、
銀閣寺の造営が始まったのです。

 

こんなに昔の出来事の
細かい日付って
分かるものなんですね。

なんかこう…
だいたい2月くらいじゃない?
程度の話では
終わらないのがすごいです。

文献とか残ってるんでしょうか。
残ってるんですよね恐らく。

ちなみに現在の暦だと2月4日ですが、
当時の和暦(旧暦)では
造営開始は1月7日になります。

まだ松の内ですね…
コタツでお雑煮食べたい…

 

そもそも銀閣寺って?

さてそれでは、
そもそも銀閣寺とは
どんなお寺なのでしょうか?

まず銀閣寺という呼び方は
愛称のようなもので、
正式名称ではありません

本当の名前は
慈照寺(じしょうじ)といいます。

しかし正確にいうと、
慈照寺=銀閣寺でもないんです。
ややこしい…

銀閣寺はもともと、
室町幕府8代目の将軍である
足利義政
別荘として建築が始まりました。

着工当初はまだ、
お寺ではなかったんですね。

しかし建築途中で
将軍様が亡くなってしまったので、
供養のために
別荘がお寺へと改められます

このお寺が慈照寺です。

慈照寺には観音様がお祀りされており、
正確な名称は慈照寺観音殿

この慈照寺観音殿の通称が
銀閣”なんです。

はい!やっと出ました銀閣!

この銀閣という通称から、
慈照寺を中心にしたお寺全体のことを
銀閣寺と呼ぶようになったんです。

つまり銀閣寺という名前の建物は
存在しないんです。

 

ちなみに、
どうして銀色じゃないのに銀閣寺
疑問に思いますよね。

これはなぜかというと…

足利義政のおじいちゃんにあたります
3代将軍足利義満も、
別荘を建てていました。

この別荘を足利義満の死後に、
お寺へと改めたのが鹿苑寺(ろくおんじ)。

お釈迦様を祀った鹿苑寺が、
金ぴかで有名なあの「金閣」です。

キラッキラの金閣はあまりに強烈で、
鹿苑寺全体が
金閣寺と呼ばれるようになります。

その後にお孫さんが
銀閣寺を建てるわけですが…

慈照寺観音殿(銀閣)は、
鹿苑寺の金閣をモチーフにして
造られたとされています。

また、同じ室町時代に
同じ足利将軍によって建てられたなど
共通点が多いことから、
二つのお寺は比較される場面が
多かったんですね。

その中で金に対して、
という愛称がつけられました。

こうして銀色じゃない、
銀閣寺が誕生したんです。

 

本当は銀箔を貼る予定だったけど、
お金がなくてやめた…
なんて説もあります。

ですが実際には
始めから銀を貼る構想はなかった、
というのが有力なようです。

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銀閣寺を見に行こう!

銀閣寺の日、と
記念日の名前にまでなっていますが、
銀閣寺というのは
正式な名前ではないんですね。

しかもお寺全体を指す
通称だったとは…
ちょっと驚きです。

 

2日4日の記念日には

銀閣寺ってあだ名なんだよな~

なんて思いながら、
銀閣寺を見に行くのも
楽しいかもしれませんね。

知識を増やしておくと、
きっと今までと
少し違う見方ができますよ!

 - 2月, 記念日