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梅雨明けが発表なしになるのは何故?理由は意外と単純?!

曇りが多く、
じめっとしたイメージの梅雨

アジサイがきれいに咲いたり、
ジューンブライドなど
すてきな時期でもありますが…

過ごしにくいと感じることも
少なくないですよね。

早く梅雨明けしないかな~
なんて思ったことのある人も
けっこういると思います。

天気予報などで
伝えられる梅雨明け

しかし時には
梅雨明け宣言がされず、
発表なし!なんてこともあると
知っているでしょうか?

なぜ梅雨明けが発表されないのか、
解説していきます!

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梅雨明けの定義ってなに?

まずは梅雨明けについて
見ていきましょう。

曇天の多い梅雨は、
梅雨前線が日本を通ることで
起こる現象です。

梅雨前線通り過ぎた後は
晴れやすいので、
そのまま晴天が続くと
梅雨明けとなり季節はに移ります。

おおざっぱですが、
梅雨明け目安とされているのが
以下の3つのポイントです。

2日以上雨が降った後、前日と当日が晴れ
5日~1週間程度の天気予報が晴れ
梅雨前線が通過してもう戻ってこない(と思われる)

つまり雨が降った後、
晴れが続くと
梅雨明けになるんですね。

割と分かりやすい感じですが、
それではなぜ
梅雨明け発表されないことが
あるのでしょうか?

 

梅雨明けの発表がない理由とは

梅雨明けの発表は
一般に”梅雨明け宣言”と
いわれます。

この梅雨明け宣言がされず、
発表なしのまま
うやむやになってしまう理由

それは…
梅雨明けを明確に判断するのが
難しいからなんです。

あららら。
案外単純な理由なんですね(笑)

とはいえ、
上で書いた目安に当てはめれば
判断は楽そうにも思えます。

しかし実際のところ、
そう簡単でもないのだとか。

例えば、
梅雨前線通過して~
という目安。

前線なんて、
1回通り過ぎたら
戻ってこなさそうですよね。

でも梅雨前線って
実のところ戻ってくるんです。

梅雨前線は、
高気圧高気圧がぶつかりあった
境目に存在しています。

高気圧同士
強い力で押しあっているので
前線は真っ直ぐに進めず、
ちょっとだけ戻ったり
また進んだりを繰り返すわけです。

前線が行ったり来たりするので、
梅雨前線が通過してもう戻らない
という判断しづらくなります。

そして梅雨前線が
行ったり来たりすることで、
雨の日晴れの日
短い間隔ですぐ入れ替わります。

こうなると、
晴れがしばらく続くという目安も
なかなか達成されないのです。

また普段雨を降らせる雨雲は、
1000kmほどの
サイズが定番なのですが…

梅雨前線は、
100kmほどの幅しか
ないのだとか。

このくらいのサイズ感だと、
今の観測技術では
梅雨前線位置把握するのが
かなり難しくなります。

梅雨前線の位置が曖昧なので
天気を予想しにくく、
梅雨明け発表できないまま
になってしまうというわけです。

ただ梅雨明けが
発表されなかったからといって、
ずっと梅雨が続く
というわけではありません

6月~8月ごろまでに
梅雨明けが未発表だった場合には、
これまでの天気を見直し

この日が梅雨明けでした!

と、9月になってから、
気象庁により
正式日にちが提示されるんです。

ただ9月になってから
梅雨明けの日にちを知らせるのは、
梅雨明け宣言・発表”とは
ちょっと違うものになります。

ですので、
早い段階で梅雨明け宣言無い
その年は梅雨明け発表無し!
ということになるようですね。

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梅雨明けを待ちつつ梅雨を楽しむ

梅雨明け発表なしになるのは、
前線の動きや天気が複雑で
判断難しいからだったんですね。

確かに梅雨って
が降ったと思ったら
急に晴れたりして、
予定が立てづらかったり
しますもんね。

ちょっと憂鬱になりやすい
時期でもありますが…

春と夏の間にある梅雨は、
四季豊か日本だからこそ
体感できるものでもあります。

そう思うと、
なんだか貴重があるように
思えてきませんか?

梅雨明けの発表を待ちつつ
短い梅雨を
楽しんでみてはいかがでしょう。

 - 梅雨