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防災の日の由来とは?どんな意味が込められているの?


日本には16の祝日がありますが、
それ以外にも国によって
さまざまな記念日が制定されています。

その中のひとつが
防災の日”です。

地震や台風など
自然災害が多い日本ですが、
この防災の日は
いまいち浸透していないようです。

そこで今回は
防災の日意味由来
確認してみたいと思います。

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防災の日はいつ?どんな意味があるのか

防災の日
台風や高潮・津波・地震などの
自然災害に対して、
防災思想を普及させる目的
1960(昭和35)年に制定されました。

日付は9月1日です。

防災の日を含む1週間の期間は
防災週間と定められており、
全国で防災に関する講演会や
防災訓練などの行事が広くとり行われます。

避難経路の確認だったり
避難訓練だったりと、
職場や学校でちょっとバタバタと
忙しい時期が毎年ありますよね。

あれというのは
大抵この防災週間なんですね。

個人から団体レベルまで、
災害への認識を高めることが
趣旨である防災の日。

それではなぜこの記念日が
制定されることになったのでしょうか。

 

防災の日の由来となった”災害”

防災の日制定の由来
日本を襲った
2つの大きな災害にありました。

まず1つ目は、
1923(大正11)年9月1日に起こった
関東大震災”です。

防災の日の日付は
この地震の発生日から
とったものです。

関東を襲ったこの大地震により、
約190万人が被災し、
10万5000人余の人が
死亡、あるいは行方不明になりました。

地震の大きさに加え、
被害拡大の要因となったのは
大規模な火災の発生。

地震発生当時、
能登半島付近に台風が接近しており
その強風に煽られて
火災が急速に広まってしまったのです。

 

9月1日が
防災の日に選ばれたのは
地震の発生日と、
台風の発生シーズンであることが
重なったためなのです。

また、防災の日制定の
直接のきっかけとなったのは
1959(昭和34)年9月26日に発生した
伊勢湾台風”でした。

この台風は約5000人死者・行方不明者
4万人近い負傷者を出し、
1995年に阪神・淡路大震災が起こるまで
戦後最大の自然災害として記録されるほどの
大きな被害をもたらしました。

伊勢湾台風の猛威を契機に、
その翌年である1960年
防災の日が
国によって正式に制定されたのです。

 

3月11にも記念日制定?

9月1の防災の日に加え、
3月11日にも
防災関連の記念日を制定するという
動きがあります。

3月11日は、
未だに完全な復興には至らない
東日本大震災”の発生日です。

関東大震災や伊勢湾台風は
甚大な被害をもたらしました。

しかし自然災害として
より鮮明なイメージが残っているのは
やはり近年に起こった
東日本大震災の方でしょう。

東日本大震災の発生後、
防災意識は
飛躍的に高まりました。

そこに記念日を合わせることで、
防災意識をより高く啓発したいという
狙いがあるようです。

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防災の日の意味を噛みしめる

防災の日制定の由来には
あまりに大きい
自然災害の存在がありました。

防災意識
常に持っていることが大切ですが
平和な日々が続くと
悲しいかな忘れてしまうものです。

しかし防災の日は、
そんな自分の意識を見直し
気を引き締める
きっかけとなってくれます。

過去からの教訓を忘れず、
自分に可能な範囲で
防災対策に努めていきましょう。

 - 9月, 記念日