納豆をよく混ぜることの意味とは?正しい混ぜ方とベストな回数を調査!
朝食に定番の食べ物といえば
「納豆」ですね☆
発酵食品の納豆は、
近年その栄養価の高さに
注目が集まっています♪
そんな納豆ですが、
「納豆はよくかき混ぜると
おいしくなる!」なんてことを
聞いたことはありませんか?
ですが、
実際のところ
よくかき混ぜることの意味を
聞かれても
分からない人も多いのでは…!?
そこで今回は、
納豆をよくかき混ぜることの
意味について
調べてみました!
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目次
納豆をよく混ぜることの意味とは?
さっそくですが、
納豆をよくかき混ぜることの
意味について
見ていきましょう★
ポイントは「グルタミン酸」だった!
納豆がネバネバしている
その正体とは、
「グルタミン酸」という旨み成分と
「フラクタン」という果糖の
2種類の成分が
ポイントとなっています!
この2種類が
鎖のようになって
できていると言われています☆
グルタミン酸はたくさん食べるのは
あまりよくないという
一説もありますが、
納豆に含まれているぐらいの量なら
問題ないですよ♪
納豆をよくかき混ぜるとこんな効果が!
納豆をよくかき混ぜると
「グルタミン酸」が
増えていきます。
グルタミン酸が増えると
食感も良くなり
食べやすくなりますよ★
納豆をよくかき混ぜることで
おいしさが増すんですね!
ベストな混ぜる回数とは?
よく混ぜると
おいしさが増すということは
分かりましたが、
何回くらい混ぜると
おいしい納豆になるのか
気になりますよね☆
もちろん
混ぜる回数というのは
人それぞれです!
しかし、
一般的には旨みを感じるのは
納豆を「20回」混ぜたときだと
言われています♪
20回くらいなら疲れずに
混ぜることができそうですよね!
味覚センサーの結果は…!?
みなさんは
「味覚センサー」という機械を
知っていますか?
味覚センサーとは、
食べ物の中にある
味覚のもとの成分を測定して
甘味や旨み、酸味、塩味、苦味
の5種類の味を
客観的に数値化するもの。
その味覚センサーを使い
納豆の旨みが強くなるのは
何回なのか?
調べたある実験があります。
その実験では、
100回からかき混ぜ始め
100回ずつ200回、
300回と増やして実験を行いました★
そのまま1000回まで
回数を増やした結果、
旨みがもっとも強くなったのは
「400回くらい」混ぜたときだと
いうことが判明!!
400回以上かき混ぜてしまうと
旨みに変化が見られず、
納豆の粒はどんどん
崩れてしまうんだとか(汗)
400回なんて
ちょっと想像がつかないくらい
多いですよね!!
もちろん、少なくても
おいしさを感じられる
「20回」混ぜれば十分★
でも、たまには
「400回」試してみるのも
いいかもしれませんね!
テレビでも検証していた!
実は同じような実験を
テレビでも
おこなっていたんです。
NHKの「ためしてガッテン」では
納豆を混ぜる回数について
具体的な数値が出ていました!
その回数とは「424回」☆
しかも、
ただ混ぜればいいわけではなく
何回目でタレを入れればいいか
事細かに検証されていますよ!
この数値は先ほどの味覚センサーの
400回くらいというのと
同じなので、
より信憑性が増しますね♪
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おすすめの混ぜ方はコレだ!
おすすめの納豆の混ぜ方について
紹介していきます☆
自分に合った混ぜ方を
見つけてみてくださいね!
20回の場合
1.タレを入れずに混ぜる
まずは、
タレを入れない状態で
「30秒」ほど
かき混ぜていきましょう。
すると、次第に
ネバネバしている
メレンゲのような泡が
出てきますよ♪
2.タレをかける
混ぜたらタレをかけて
30秒~1分ほど
かき混ぜていきます!
両方合わせて20回ほど混ぜれば
おいしく仕上がりますよ☆
ためしてガッテン424回の場合
次に、「ためしてガッテン」で
放送されていた
424回混ぜるときのやり方を
紹介します!
1.深めの容器に納豆を移す
20回のときと同じように
何も加えずに納豆だけで
「305回」混ぜます。
ここはとにかく
気合いが大切ですよ♪
2.タレを付け足しながら混ぜる
タレを2回から3回に分けて
入れるようにします!
そして、付け足しながら
さらに「119回」混ぜましょう。
3.お好みで付属のカラシと
薬味を入れれば完成★
ちなみに、
もちろん納豆のメーカーや
納豆の粒の大きさによっても
違いがあるので絶対ではないですが、
納豆の糸が切れるタイミングが
おいしさの目安になりますよ!
ここに注意!
どちらの回数の場合も
最初からタレをいれてしまうのは
絶対NG!!
タレの水分で
納豆にきちんと混ぜる力が
加わらず、
グルタミン酸がうまく
増えてくれません(汗)
そのため、
タレやしょう油は
断然途中から入れたほうが
旨みを引き出すことが
できますよ☆
番外編!「北大路魯山人」的混ぜ方とは?
画家や陶芸家、書道家として
知られている
北大路魯山人(1883〜1959年)。
マルチな芸術家ですが、
美食家としても有名なんです★
魯山人は、
1922年(昭和7年)に
納豆のこしらえ方として
よくかき混ぜると旨みが出ると
雑誌「星岡」で書いています!
その魯山人が
おすすめする納豆の混ぜ方を
見ていきましょう☆
1.納豆だけを
たくさん糸が出るまで混ぜる
硬くなるまで混ぜると
より◎です!
2.まとまったらしょう油を入れる
納豆が硬くなり
まとまりになったら、
しょう油を加えて
さらによく混ぜましょう♪
3.薬味やカラシを入れれば
完成です!
魯山人は、
今まで紹介したやり方とは違い
混ぜる回数については
何も言っていませんが、
納豆が硬くなるまでやるのが
大きなポイントですね★
納豆の本場では何回混ぜてるの?
納豆の本場といえば「茨城県」!
「水戸なっとう」といえば
誰もが知っているほど
有名ですね♪
茨城県の人たちは、
何回くらい混ぜているのでしょうか?
答えを言ってしまうと
実はバラバラ(笑)
毎日納豆を食べる本場の
水戸市民でも、
混ぜる回数は
バラバラなんですね。
全国平均は?
では、
全国平均は何回なのでしょうか?
納豆に関する知識を
広めている団体
「納豆サイエンスラボ」では、
日本人が納豆を混ぜる回数を
男女とエリアに分けて集計しています!
集計したデータによると、
もっとも多いのは
九州・沖縄エリアに住んでいる男性で
35回以上混ぜていました。
反対に一番少ないのは
東北エリアのに住んでいる女性で
17回という結果でした。
地域や性別によって
こんなに混ぜる回数に違いが出るとは
ビックリですね!!
ちなみに、
全国平均は25.98回。
30回も混ぜないというのが
平均的なようですね★
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納豆の栄養素はよく混ぜると変わるの?
栄養価の高い納豆。
その中でも特に
葉酸やビタミンK、
セレン、銅の含有量が多いほか
それ以外の栄養にも
優れていますよ♪
よく混ぜるほど
おいしくなる納豆ですが、
混ぜれば混ぜるほど
残念ながら
栄養素が増えるということは
ないんです(泣)
ただし、
もともと納豆の栄養素は高め★
納豆1パック50グラムあたり
葉酸は1日の4分の1程度、
鉄分は1日摂るうちの半分、
食物繊維は1日の6分の1程度
摂ることができますよ☆
栄養価が高いとは思っていましたが、
筆者が思ってる以上に
栄養が摂れることに
驚きました!!
納豆をよく混ぜることの意味とは?正しい混ぜ方とベストな回数を調査! まとめ
納豆をよく混ぜることの意味とは?
正しい混ぜ方とベストな回数を調査!
について調べましたが、
いかがでしたか?
納豆のネバネバは
「グルタミン酸」という旨み成分と
「フラクタン」という果糖の
2種類の成分が
ポイントとなっていることが
分かりました☆
そして、
「グルタミン酸」は
納豆をよくかき混ぜると
どんどん増えていくんです。
混ぜることで
グルタミン酸が増えると
食感も良くなり
食べやすくなり、
おいしさが増すという意味が
あったんですね♪
正しい混ぜ方や
その回数についても調べたので
ぜひ試してみてくださいね!