コンプライアンス!厳しすぎるとどうなる?デメリットは?
近年重要視されている
コンプライアンス。
企業に勤めている人は
もちろんのこと、
学校でもテレビ番組や
CMの構成でも、
コンプライアンスを意識した
取り組みが行われていますよね。
でも、あまりにも
コンプライアンスが厳しすぎると
ちょっと問題・・・。
なんていう声も耳にしたことが
ありませんか?
そこで今回は、
コンプライアンスが厳しすぎると
どうなるのか、
デメリットはあるのかについて
調べてみました!
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コンプライアンスを厳しくするとどうなる?
・メリット
コンプライアンスを厳しくする
メリットは当然たくさんあります。
コンプライアンス、
つまり法律や企業のルールを
守らずに事件や事故を起こしてしまえば
企業の社会的な信用を
失ってしまいますよね。
顧客離れを起こしたり、
最悪の場合倒産に追い込まれることも
あるでしょう。
企業だけでなく
事件を起こしてしまった人が
法的責任を問われることだって
あり得ます。
ちょっとした気の緩みや
これくらいいいでしょ。
という甘えを起こさせないという意味では
コンプライアンスの強化は
とても大きなメリットがあると
言えるのではないでしょうか。
例えば飲酒運転に対する
取り締まり。
ずっと昔は
運転手のみが罰則を受ける
システムでしたよね。
でもその後同乗者に対する
罰則が定められてからは
それまでつい飲酒運転を
してしまっていたものの、
同乗者に迷惑をかけるから、
とやめるようになった人も
多いのではないでしょうか。
コンプライアンスを強化するのは
基本的には良いことだと
私は思います。
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・デメリット
メリットがあれば
デメリットもあるのが
世の中の常(笑)。
やはりコンプライアンスにおいても
同様です。
コンプライアンスを厳しくするあまり、
新しいことに取り組みづらくなる。
なんて声を私の会社でもよく
耳にします。
「こういうことをやりたい!」
とせっかくアイデアを挙がっても、
少し突き詰めていくと
コンプライアンスの壁に
ぶち当たってしまうからです。
「でもこれは個人情報保護の観点から
どうなんだろうか・・。」
「これは○○の観点から言うと
コンプラ違反なんじゃ・・・。」
危ない橋は渡らない。
というのが多くの人の性質。
「コンプライアンス違反に
あたるかもしれないから
やめておこうか。」
こうして新しいことへの取り組みや
社員の意欲が削がれていき、
どんどん新しいアイデアを生み出す
競合他社に負けていくのが、
まず第一のデメリットだと
私は思います。
第二のデメリットは
コミュニケーションの希薄化。
「髪切った?」でもセクハラ。
「今日残業お願いできる?」で
パワハラになってしまう時代です。
言葉を選んで話さなければ
いけないと思ううちに、
コミュニケーション自体が
少なくなってしまうことも
多いのではないでしょうか。
仕事仲間はお友達ではありませんが、
やはりコミュニケーションがよく
取れている方が
仕事はやりやすいですし、
何かあった時に団結しやすいですよね。
先日職場のエレベーターで
「飲み会の時は携帯持ち込み禁止!」
とふざけて言ったよその会社の
おじさんがいました。
なぜ?と思って聞き耳を立てていたら
「俺がセクハラ発言するかもしれないから、
証拠の動画を撮られないようにね!」
だそうです。
同僚たちはみんな
お腹を抱えて笑っていました。
きっとよくコミュニケーションが
取れている職場なんでしょうね。
そして第三のデメリットは
第一のデメリットにも関係することですが、
社会経験が少ない人の
積極性や発言力、
考える力を低下させてしまうこと。
コンプライアンスで
がんじがらめにして、
何でもルールで規制してしまうと
どうなるでしょうか?
ルールを守るのはもちろん
良いことです。
しかし何でも先回ってルールがあると
失敗することもなくなり、
自分で考えることが
少なくなってしまうと、
会社の人事担当が言っていました。
ルールがない事柄について
自分なりの物差しや道徳観で
物事を考えるのは
大切なことですよね。
何でもルールを作ってしまうと
極端に言えばこうなってしまうのでは
ないでしょうか。
「人の物を盗んではいけないのはなぜですか。」
「ルールだからです。」
「何で盗んでいけないか分かりますか?」
「ルールで決められているからです。」
こんな回答をする子供たちが
増えてしまうかもしれません。
子供たちには、
例えルールだとしても、
なぜそういうルールなのか
考えるような育ち方を
していってほしいですね。
大切なのは倫理観
いかがでしたか?
コンプライアンスを
重視する取り組みは
とても重要なことです。
しかし、それよりもっと大切なのは
1人1人の倫理観ではないでしょうか。
皆がしっかりした倫理観を
持ち合わせていれば
何でもルール化しなくても
そう大きな問題は
起こらないはずです。
私が自分の子供に伝えたいのは
法令を守ることよりも
倫理観や道徳を守ること。
そいう意味でのコンプライアンスに
力を入れた教育をしていきたいと
思っています。
そう言っておきながら
先日家で使っているボールペンが
会社の備品を間違って
持ち帰ってしまったものだと
気づきました。
これってコンプライアンス違反・・・(笑)。