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コンプライアンスとガバナンスと内部統制の違いって何?


最近テレビで
企業不祥事などが
取り上げられていますよね。

その時にほぼ
必ずと言っていいほど
出てくる言葉が
コンプライアンス
そして内部統制ではないでしょうか。

それからガバナンスという言葉も
よく耳しませんか?

うーん。
何となくは分かるけど、
その違いと言われると
ちょっと私には説明できません(笑)。

そこで今回は
コンプライアンス
内部統制ガバナンス違いについて
調べてみました!

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コンプライアンスとは

まずは一番なじみがあるような
気がするコンプライアンスから。

コンプライアンスは
日本では法令遵守
訳され、浸透していますよね。

つまりは法律守りましょう
という意味になるのですが・・・。

大きくは法律だけでなく、
企業のルールモラル
守りましょうということです。

例え法律で定めれていなくても
会社が独自力を入れていること。

例えば個人情報を多く扱う企業なら、
会社のパソコンで業務関係ない
インターネットのサイトを見ては
いけません、とか。

退勤する際には
引き出しにをかけましょう、とか。

社用携帯やパソコンには
ロックをかけましょう、とか。

機密情報が含まれる可能性がある
業務の話を飲み屋さんで
してはいけません、とか。

簡単な例を挙げればこういうことです。

当たり前と言えば当たり前ですが、
この当たり前の取り組みを怠ることによって
わざとではなくても
会社の社会的地位を危うくさせるような
事故や事件が起きてしまうかも
しれないからですね。

ちなみに私の会社でも
ここ10年くらいの間に
かなりコンプライアンスに関する
取り組み強化しています。

ちょっと遅いかもしれませんが
最近やっとセキュリティカード
かざさなければ
オフィス内に入れないようになりました。

そうですよね、
関係ない人が勝手に入ってしまって
機密情報を盗むことだって
あるかもしれませんもんね。

でもそのおかげで、
トイレに行く際に
セキュリティカードを忘れて
オフィスに入れず締め出されるという
情けない目に遭いましたけど(笑)。

 

ガバナンスとは

ガバナンスとは、
直訳すると統治支配管理
という意味合いをもつ言葉です。
つまりこれを企業にあてはめて
考えると、
会社治めること

という解釈が一番
分かりやすいと思います。

会社を治めるとは、
ルール方針明確にし、
社員みんなに教育し、
しっかり管理していく。

不正や不祥事が起きないよう
健全企業運営をしていく
取り組みのことですね。

そしてガバナンスは
社員のみでなく、
株主や地域社会、顧客など
全ての利害関係がある人や組織の
(これをステークホルダーと呼びます。)
利益を守るという意味合いを
強く含んでいるんです。

特に、株主に向けて
こんな風にちゃんとやってますよ
透明性の高い企業ですよ。

アピールする取り組み
思ってもらえれば分かりやすいかも
しれません。

私の会社でも定期的に
内部の監査室や、
外部の監査機関
各部署の業務をチェックしに
やってきます。

何も不正をしているわけではないですが、
その際はなぜか緊張して
トイレに行けなくなります(笑)。

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内部統制とは

最後は内部統制。

ガバナンスには
明確な定義ありませんので、
企業によって独自の方針
あると思います。

しかし、内部統制については
金融庁が発表した資料に
定義が書いてあります。

詳しくは割愛しますが、
4つの目的と、
その目的を達成するための
6つの要素から構成されるのですが・・・。

何のこっちゃい。
という感じですよね(笑)。

眠くなってしまったみなさん、
申し訳ありません。

簡単に言うと、
ガバナンスの方針や目的を
達成するため
より詳しい仕組みやシステムのことを
内部統制と言うのです。

まだちょっと小難しいですね。

えーと、
ではこれではいかがでしょうか?

私の会社では、
何かを買ったときの請求書
経理に提出する際に、
必ず書類添付しなくてはいけません。

これを買っていいですか?
と、購入前にお伺いを立てた稟議書と、
購入した後に届いた納品書です。

どうしてかと言うと、
もしかすると偽の請求書を作って
不正を行う人がいるかもしれませんよね。

立て替え払いで買った場合、
ちょっと上乗せして請求するとか・・・。

こういう不正などを防ぐために
この添付資料を付けなくてはいけません!
という決まりごとが内部統制なのです。

社員にしてみればちょっと
面倒な時もありますけどね(笑)。

 

それぞれの違い

コンプライアンスガバナンス
内部統制の意味についてご説明しましたが、
いかがでしたでしたか?

1個1個の意味は何となく分かったけど
違いが分からないよ・・・。

というみなさん。

私も同じです(笑)。

頭の整理をしますので
みなさんも一緒にお付き合い
いただけますでしょうか。

企業において一番大きな枠組み
ガバナンスです。

法律も含め、企業理念ルールを守り
健全な運営をすること。

そのことを株主や
その他ステークホルダー
アピールする大きな取り組みのこと。

そしてその中に、
法律企業倫理守りましょう、という
コンプライアンスがあります。

コンプライアンスを徹底させ、
そのシステム構築することによって
ガバナンスの目的達成されるのです。

そしてガバナンスの目的を
達成するため
取り組みや仕組み、
細かいルールが内部統制です。

きちんと内部統制がされていなければ
コンプライアンス違反をしてしまうかも
しれませんし、
そうなれば健全な企業運営をするという
ガバナンスの目的が
達成されませんよね。

ガバナンスの中に
コンプライアンスと
内部統制がある。

こんな風に覚えていただければ
間違いないと思います!

ご覧いただいたみなさん、
おつかれさまでした(笑)。

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