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秋の雲の見分け方!うろこ雲・いわし雲・さば雲・ってどんなの?


と言えばみなさんは
何を思い浮かべますか?

うろこ雲いわし雲
と言う方が多いのではないでしょうか?

さば雲という名前も
聞いたことがありますよね。

でも、実際にどんな雲なのか、
と聞かれると・・・?
私はちょっと答えられません(笑)。

そこで今回は、
秋の雲の見分け方について
リサーチしてみました。

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秋の空の特徴

天高く馬肥ゆる秋
(てんたかくうまこゆるあき)

季節の挨拶にも使われますが、
秋の空は澄んでいて
なんだか高く感じますよね。

あっ、ちなみに
天高く馬肥ゆる秋とは、
空が澄んでいて高く感じられ、
食欲も増して太るくらい
快適な気候ですねえ。

という意味です。

馬だけでなく
私も肥えてしまうのですが(笑)。

それはさておき、
空が高く感じるのは
秋の空気が夏と比べて
乾いているからです。

夏場に日本を覆う空気は
海の上で発生した高気圧なので
湿っぽいんですって。

うん、何だか想像できますよね。

そして秋に日本にやってくるのは
大陸からやってきた
乾いた高気圧

乾いた空気は
太陽の紫色の光を
散乱する性質があるので、
空が青く見えるんです。

そしてよく
収穫の秋、とも言われるように
秋は草木が実っていますよね?

よって地面に
何も生えていない季節に比べて
地面のホコリ舞いにくく
空気が澄みわたっているんです。

空が青くて空気が澄んでいる。

澄んでいるから、
より遠くに空があるように見える

つまり空が高く見えるように
感じるわけですね!

 

秋の雲の特徴

さて、それでは秋の雲には
どんな特徴があるのでしょうか?

秋には大陸からやってくる
移動性高気圧
(いどうせいこうきあつ)と、
を降らせる温帯低気圧
(おんたいていきあつ)とが
交互にやって来ます。

それらがぶつかったところに
できるのが温暖前線
(おんだんぜんせん)です。

この温暖前線が作り出すのが
巻積雲(けんせきうん)と
呼ばれる雲。

巻積雲は空の高い所にできます。

小さな雲かたまりが、
きれいに並んでいるのが特徴。

そうなんです。

これがうろこ雲いわし雲
さば雲と呼ばれる、
秋の雲の正体なんです。

その見え方によって
違う名前で呼ばれますが、
どれも同じ巻積雲という
雲なんですね。

ちょっと難しかったでしょうか?

では簡単にまとめますね。

の特徴的な雲は
巻積雲と呼ばれ、
空の高いところにできる。

うろこ雲やいわし雲、
さば雲はいずれもこの巻積雲。

小さな雲のツブツブ
規則正しく並んでいるのが
ポイント。

これでどうでしょうか?

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見分け方は?

さて、ここで問題です。

うろこ雲、いわし雲、さば雲は
どのように見分ければ
良いのでしょうか?

写真を見ながら
解説していきますね!

・うろこ雲


ネーミングのとおり、
魚のうろこに似ているのが
うろこ雲です。

私の個人的な印象は、
わたあめを小さく
ちぎったものを
並べたような感じ。

あぁ、なんだか
小腹が空いてきた…(笑)。

 

・いわし雲


これもその名のとおり。

いわしの群れ
泳いでいるように見えませんか?

うろこ雲より1つ1つの雲が
ちょっと細長い感じですね。

私はいわしというより
のように見える気がします。

 

・さば雲


なんて美味しそうな名前…(笑)。

そう、さば雲は
さばの背中の模様のように
見える巻積雲です。

さばとはよく言ったものですね。

これはもう、
他に例えようがないくらい
さばの柄にそっくりだと思います。

あぁ、焼いて食べたい・・・。

 

実は正解はなかった!

うろこ雲、いわし雲、
さば雲の見分け方
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?

ここまで説明しておいて
なんですが…。

実は、これはうろこ雲。
これはいわし雲。
という明確な定義はないんです。

だって、全部同じ巻積雲
なんですもの…。

見え方がそれぞれ
ちょっと違うだけ。

えぇっ!?
と思われたみなさん、
ごめんなさい…。

だから、巻積雲なんだと
いうことが分かっていれば
何と呼んでもいいと思うんです。

うろこ雲は私には
わたあめに見えますから、
わたあめ雲と呼んだって
いいんです。

秋の空高くに
巻積雲を見かけたら、
自分だけの呼び名を
考えてみるのもいいのでは
ないでしょうか?

特にお子さんと考えたら
きっと楽しいと思いますよ!

 - 季節_秋, 豆知識