屋台の場所代っていくら?出店するのに必要なこと!
夏の定番・お祭りで
楽しみなものといえば
“屋台”ですね。
花火大会や伝統行事でも
屋台の出店は
目立っています。
たこ焼きや焼きそばをはじめ、
最近では
オシャレな屋台も増え、
子どもが楽しみなのはもちろん、
大人同士でも
お酒を片手に楽しんでいる姿を
よく見かけます。
しかし、いざお祭りで
屋台を出したいと思っても
どういう風に出せばいいのか
わからないですよね。
そこで今回は
お祭りで屋台を出すときの場所代や
屋台を出す方法について
調べてみました!
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目次
何を売るか決めよう
これだけ種類の多い屋台ですが、
出店するためには
まずは何を扱うお店にするか
決めなければいけません。
これを決めることにより、
必要な道具や
売上予測など
付けることができます。
保健所での許可も、
売るものにより変わることもあるので
まずは決めることが
重要です!
臨時屋台には主に
飲食店の営業とお菓子の製造の
2種類にわかれています。
飲食
たこ焼き・じゃがバター・かき氷・
豚汁・もつ煮込み・ソフトドリンク・
お酒類など
菓子
ベビーカステラ・クレープ・
団子・りんご飴などの果実飴
屋台に出店するためには?
せっかくなら隅田川花火大会のような
大きな催し物に屋台として
出店したいと思っている人も
多いのではないでしょうか?
大きければ大きいほど
ライバル店も増えますが、
たくさんの人が訪れるので
儲かるチャンスは大いにあります。
その場合には、
露店商組合といわれる
全国各地にある
組合への登録が必要です。
出店エリアには
それぞれ組合があり、
出店スペースを教えてくれたり
保健所や警察への道路使用許可など、
代わりに取得を行ってくれます。
必要な手続きを
代行してくれるというのは
とても安心できますよね。
実際、個人で屋台を出そうとすると
お祭りの主催者に許可をもらう必要も
出てきてしまうため、
組合への登録を検討するのが
近道です。
しかし、
人数が増える=ライバルが増える
ということなので、
入るために面接など行うところが
多くあります。
自分の出したいお店を明確にすることが
必要ですね!
屋台の場所代は?
屋台の露天商組合に入り
出店するとして、
いくらぐらい
お金がかかるものなのでしょうか?
これは各イベントにより
金額がさまざまで
固定や%(パーセント)、
固定+%、
無料の場合があります。
イベントの規模により
その金額は代わるため、
場所代のハッキリした
設定額はありません。
しかし、だいたいの相場は
1万5千円~だと
言われています。
注意すべき点
屋台では
いろいろな食べ物が売られていますが、
販売できる食品や
屋台でできることには
きちんと制限が設けられています。
生もの禁止
お刺身などの生ものや
生クリームなどは
禁止されています。
手が込んでいる仕込み
屋台の中で
材料を細かく切るなどを
行ってはいけません。
大量のお水
調理する際に、
たくさんの水を使うことは
できません。
加熱処理できないもの
お客様に提供する前に
加熱することができない食品は、
基本的に
扱うことができません。
ただし、
かき氷やところてんのように
加熱する必要がないものは
除きます。
以上
4点の注意事項がありますが、
各自治体により
禁止事項や
営業許可の範囲が異なります。
最近の屋台事情
昔は、屋台といえば
縁日やお祭りだけでしたが、
最近では初詣や花火大会
お花見でもみられるなど
一年中ありますよね。
定番の屋台から珍しい屋台まで、
最近の屋台は
変わりつつあります。
定番系
これぞ屋台の定番!
たこ焼きやお好み焼きは
ついつい買っちゃいますね。
広島焼きやオムそばも
よく見かけます。
あんず飴やかき氷、今川焼などの
デザートも大人気です。
昔からあるお面やわたあめも
子どもたちから人気のようです。
ニューフェイス
定番に加え、
珍しい屋台が
増えています!
2018年大流行した韓国グルメの
『チーズドッグ』の屋台や、
『イタリアンスパボー』という
パスタを素揚げし
パウダーをかけ
味付けをしているものまで
販売しています。
インスタ映えする商品が
若い人たちからは人気のため、
見た目の良い商品を
販売しているお店も
多く見られますね。
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屋台に変化が!
近年ではお祭りはもちろん、
フェスなどでテント販売をしたり
キッチンカーで販売をする人も
増えているといいます。
ここ数年は
特に開業ブームがきているからか
屋台だけでなく、
テント形式での飲食出店のオーナーとして
イベントに進出している人も
多くいます。
また、最近のお祭りでは
地元のお店を優先して出店させたり、
地元ならではの商品を優先する
などの動きが
みられています。
購入する側の人間としても、
おしゃれなお店のほうが
いいですよね。
最近の屋外の飲食販売は
クオリティが高くなっているといえます。
屋台や露店で儲かる方法
屋台の一番のメリットは、
簡単でなおかつ安いお金で
開業できるところにあります。
そのため、
儲かっている人というのは
多店舗展開し
多くの売り上げを得ています。
同じように屋外での飲食販売である
キッチンカーなども
比較的安い費用でできますが、
それでも200~400万は
かかってしまいます。
その点、屋台やテント販売は
数万円~数十万円あれば
十分開業できるといわれています。
自力で屋台を出店する方法
前述したように、
露天商組合に
所属するのが早いですが、
組合に所属しない場合は
自力で手順を踏む必要があります。
保健所に相談
出店したいと思っている場所を
管轄している保健所に
まずは相談しましょう!
施設には
基準が設けられているので、
施設の図面などを持参すると
より判断を仰ぎやすくなります。
道路使用許可をとる
出店する管轄の警察署長に
道路使用許可と
道路法に従い申請します。
手数料もかかりますが、
一般的には屋台の場合
2千円程度発生します。
食品衛生責任者を1人置く
食品を扱う屋台の場合には、
食品衛生責任者を置くことが
必須となります。
この資格は、
調理師や栄養士の資格を
持っていれば代用可ですが、
もしも1人もいない場合は
食品衛生責任者の講義を受ける必要が
あります。
受講料は6万円ほどで
受講すれば
誰でも資格を取得できます。
保健所に提出
すべての準備が整ったら、
保健所の窓口で
臨時営業許可申請書を
提出します。
申請の際には、
営業許可申請書
営業設備の配置図
許可手数料
が必要になります。
その後、施設の検査に
合格することができれば、
営業許可証が交付されます。
許可なしで営業するとどうなるの?
販売する商品が少ないからといって
許可をせずにいると、
食品衛生法違反となり
罪に問われてしまいます。
許可がいらないのは、
アルコール以外のソフトドリンクを
開封しないで渡す場合のみ。
野菜も半分にカットして
販売する場合は、
営業許可証が
必要となってしまいます。
たこ焼きやお好み焼きなどの
食べ物の場合は
必ず取得するようにしましょう。
出店をする場所
出店するときには
必ず警察署で
道路許可申請を
受けなければいけません。
道路だけでなく、
公共施設の空きスペースで
出店する場合にも、
許可を事前にとることを
忘れずに!
屋台の場所代や出店の方法まとめ
お祭りや花火大会など
イベントに欠かすことができない
屋台について、
その場所代や
出店の方法について
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
いざ出店しようと思っても
許可証など必要なため
事前の準備が
とても大切になっています。
また場所代は
イベントごとで違うので、
出店したいイベントに
問い合わせをしてみてください。
申請手続きなど
大変な面はたしかにありますが、
きちんとしたやり方をすることで
そのあとが格段に楽になりますよ!