ソルベはデザートじゃない!?口直しが必要な理由
フランス料理のコースを食べる日は
ちょっとウキウキしますよね!
おめかしして
たくさん食べるために
ウエストのゆるい服を着ていくのが
私の決まりです(笑)。
ところで、
フランス料理を食べていると
コースの途中で
ソルベが出てきますよね。
ソルベとはご存知のとおり
果汁などを凍らせた
冷たい食べ物のことです。
しゃぶしゃぶなどの
日本料理のコースでは
締めに食べる印象が強いですから、
え?もうデザート?
と思いませんでしたか(笑)?
フランス料理では、
どうやら口直しの意味で
出てくるようですね。
そこで今回は、
一体なぜコースの途中で
口直しのソルベが
必要なのかについて
ご紹介します!
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フランス料理のコースとは
そもそもフランス料理のコースとは
どんな順番で何が出てくるか
ご存知ですか?
私はよく分かりませんでしたので、
この機会に調べてみました!
アミューズ
日本でいうところの
お通しとか突き出しのようなもの。
ちょっとした前菜と思っておけば
間違いありません。
オードブル
これは馴染みがある言葉ですね。
そう、メインの前の前菜です。
オードブルが美味しいお店は
メインも期待できますよね。
ちなみに私は
オードブルが美味しすぎて
メインが出てくる前に
ワインを1本空けたことがあります(笑)。
ポタージュ、スープ
ポタージュとスープの違いは
とろみがあるかどうか、
透明かそうでないかです。
ワインを1本空けた胃に
優しいスープがしみ渡りますね(笑)
ポワソン
ポワソンとは魚料理のことです。
カジュアルなコースだと
メインは魚か肉のどちらかから
選ぶことが多いですよね。
でも本格的なフルコースは
魚料理も肉料理も両方
出てくるんですよね!
なんとも贅沢。
ワインをもう1本空けてしまいそうです。
ソルベ
ここでいよいよソルベの登場。
なぜこのタイミングなのかについては
後ほど詳しくご説明しますが、
簡単に言うと
魚料理と肉料理の間の口直しです。
日本で言うところの
シャーベットですね。
また、もう少し甘くないタイプの
シャーベット状の食べ物を
グラニテと言い、
同じくこのタイミングで出てきます。
冷たいソルベで口直し。
何ともオシャレではないですか!
ヴィアンド
お待ちかねの肉料理。
日本でメジャーなのは
牛、豚、鶏ですが、
本場では狩りでとってきた
鹿などのジビエも、
高級食材として古くから
食べられてきたんですよ。
私は初めて鹿を食べた時、
バンビちゃんに似ている
うちの犬を思い出して
涙してしまいました(笑)。
フロマージュ
フロマージュとは
チーズのことです。
ここでチーズを出されては、
ますますワインが
進んでしまいますね・・・。
デザート
お腹がいっぱいでも
なぜかデザートは
食べられちゃうんですよね。
ケーキなどの焼き菓子や
アイスクリームなどの
冷たいデザートが定番です。
幸せな満腹感ですね!
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なぜソルベで口直しが必要なのか
さて、前置きが長くなりましたが
ここからが本題です。
ソルベは魚料理と肉料理の間の
口直しで出てくることが
分かりましたね。
しかし、魚料理と肉料理の間に
口直しって必要ですか?
確かに、あった方が
スッキリと肉料理が食べられる
気はしますが、
魚料理ってそもそもそんなに
脂っこくもないですし、
なくてもいいような気もしますよね。
私はワインで十分口直しできますから、
特に必要ありません(笑)。
そうなんです。
実は元々ソルベは
魚料理と肉料理の間の
口直しに出されていたのでは
ないんです!
なんと昔の正式なフランス料理は、
ステーキとローストといったように
肉料理が2皿続いたんだそうです。
それはさすがに
口の中が脂っこく
なりそうですよね・・・。
そのため、
肉料理と肉料理の間の
口直しとして出されていたのが
本来の意味なんだそうですよ。
コース料理が庶民にも
普及していく中で
肉料理が1皿になり、
それに伴ってソルベが出される
タイミングも変化していったと
いうわけですね。
確かに、肉料理2皿は
食べすぎですよね!
さすがの私でも胃薬なしでは
難しそうです(笑)。
メインが1皿の場合はどうなるの?
ちなみに、
メインが魚料理か肉料理、
どちらか1品だけの
カジュアルなコースの場合は、
ソルベは省略されることが
多いですね。
もしくは前菜の後に出てくることも
あるようです。
今度フランス料理を食べに行ったら、
ソルベが出てくるタイミングに
注意してみてください!
一緒に食事した相手に
どうしてソルベが必要なのか
話してあげるのも良いですね。