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白米は食中毒になる!?注意すべきポイントとは?

温かい炊き立てのご飯
最高においしいですよね!

筆者は白米が好きなので
よく食べますが、
たくさん炊きすぎてしまい
残ってしまうことも…

そんなとき、
また次の日に温めて食べれば
いいか!と思いますが、
実はそれってとっても危険なんです!

そこで今回は、
白米は食中毒を引き起こすのかについて
調べてみました。

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白米で食中毒は実際起こっていた!

炊いておいたご飯を
温めて食べるなど
当たり前の光景ですが、
実はこれが危険だったんです。

温め直しに
危険信号が出ている
理由として、
その保存方法や加熱方法が
間違っている点

問題となっています。

海外では、この間違えた方法で
再加熱をしたことで
食中毒になってしまう人が
後を絶たないとか…

まさかご飯が原因で
食中毒になってしまう
とは!!
怖すぎます。

 

食中毒を引き起こす原因

なぜ、ご飯で食中毒が
起こってしまうのでしょうか?

 

保存方法

大きな原因の1つとして、
炊きあがったご飯の
保存方法に問題があります。

ただご飯をタッパーなどにいれて
保存すればいいわけじゃ
ないんですね!

炊いたご飯を
そのままにして放置していませんか?
…筆者は多めに炊き
冷めるまで
のんびり置いていました(汗)

しかし、放置をしていると
それだけで
菌が増殖してしまいます。

 

生米は細菌の温床だった

調理をする前の生米には、
実は食中毒の原因となる
セレウス菌の胞子
大量に付着しています。

このセレウス菌の胞子は、
火を通しても
無くなることは
難しい
ようです。

 

セレウス菌って?

潜伏している場所

お米についている
食中毒の原因となる
セレウス菌

このセレウス菌は、
河川や土、ホコリなど
自然環境の
あらゆる場所に
潜んでいる細菌
です。

 

主な原因となる食品

先ほど書いたように
お米のほか、
小麦や野菜、豆など
農作物や穀物で
繁殖しやすいです。

料理でいうと、
チャーハン、ピラフなどのご飯もの
スパゲティ、焼きそばなどの麺類
などが危険です。

どれも人気の料理で
大人も子どもも
好きなものばかりですね!

これらの食べ物は
炒めたり火を通しているため、
お肉や貝類など
一般的に食中毒になりやすいと
いわれているものに比べて、
つい油断しがちになっちゃいます。

 

セレウス菌の特徴

セレウス菌は、
とにかく熱に強いです。

60分間90℃で熱を加えても
耐えられることができる
芽胞というものを形成します。

だいたいの菌は、
熱を加えれば
死滅するといわれていますが、
セレウス菌は30℃前後になると
一気に活性化!

一度芽胞が作られてしまうと、
加熱をしても
菌が死滅することはないです。

こんなに強い菌
なかなか珍しいですが、
どれだけ強い菌なんだ!
って感じですよね。

そしてセレウス菌は、
熱を加えられた
調理が終わっている食品の中で、
急激に増殖し始めます。

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食中毒になったときの症状

セレウス菌が原因で
食中毒になってしまったとき、
どのような症状が出るのか
いざ!というときのために
知っておくと安心ですよ。

症状は毒素によって
変わる
ので要注意です!

 

下痢型

お弁当・プリンなどを
食べたとき、
小腸で毒素
つくられてしまいます。

お腹が痛くなり
下痢になりやすい
です。

潜伏期間は8~16時間
少し間隔はあくため、
忘れた頃に
症状が出る
可能性が高いです。

 

嘔吐型

焼飯やピラフのご飯もの、
焼きそばやスパゲッティの麺類
食べたとき、
食品の中で毒素がつくられます。

潜伏期間は30分~6時間
あっという間に症状が出ます!

食べてすぐ体調が悪くなり、
吐き気や嘔吐が出た場合には
嘔吐型ですね。

 

炊いたご飯の放置は禁物!

生米についている
セレウス菌の胞子。

炊いたご飯をそのまま放置すると
そのセレウス菌の胞子が
細菌へと進化
してしまいます。

放置しただけで
細菌になってしまうとは…!

想像しただけでも
怖いですね。

このセレウス菌が
繁殖すると、
嘔吐や下痢を
引き起こす
有毒物質になってしまいます。

室温で放置する時間が
長ければ長いほど

食中毒の危険性は
高まってしまうんですね!

ついつい炊飯器の中に
入れっぱなしに
してしまっていたご飯…
気をつけなくちゃいけません。

 

食中毒を防ぐ!ご飯の適切な保存方法

とはいえ、
毎回食べる分だけご飯を炊くのは
正直面倒くさいというのが
ホンネです…

まとめて炊いて、
冷凍しておけば
食べたいときに食べる事ができて
便利ですよね。

菌は怖いけど、ラクもしたい。

そんな筆者と同じ考えの方のために、
適切なご飯の保存方法
見ていきましょう。

 

できるだけ短時間で冷ます

食中毒にならないために
大切なのは、
食べる分だけ
ご飯をよそったら
できるだけ早く
冷ます
ことです。

炊き終わったあと
1時間以内には
冷ますのが理想です。

冷めたら早めに
冷蔵庫や冷凍庫
入れるようにしましょう。

 

お弁当に入れるご飯にも注意!

子どもにお弁当を作ったり、
自分のお昼ご飯に
残りのご飯を使って
お弁当を作る人も
多いのではないでしょうか?

筆者もお弁当づくりを
何度もしていますが、
梅雨の時期から
夏場は特に気を使います。

お弁当にご飯を入れるときには、
とにかく冷ますことが大切です!

おにぎりをお弁当に入れるときは
ラップで握ったあと
一度ラップを広げ、冷まします

そのあと、改めて包み直しますが
おにぎりの中に
梅干しを混ぜるとなおGOODです。

ただし、一晩の間
炊飯器にいれたままにしたご飯
お弁当に入れるのだけは
絶対やめましょう!

 

菌を増殖させない調理方法

いざ冷やしたご飯ですが、
温め方によっては
ふたたび菌が増えてしまう
可能性もあります。

それだけは絶対避けたいですね。

 

冷やしたご飯の温め方

温めなおすときは、
ご飯の中心まで
確実に熱を通す
ことが
大切です。

再加熱するときも
何度もやらず
1回のみ。

これをきちんと守るように
しましょう!

 

チャーハンやパスタなどを作るときの注意点

加熱すると活発化する芽胞ですが、
この芽胞を増やさないためには
食べる量だけ炒めるようにして、
作ったあとは
早めに食べるようにしましょう!

 

食中毒になってしまったときの対処法

注意していても
食中毒になってしまったとき…

自分だけじゃなく
家族や大切な人が
食中毒になってしまうと
焦っちゃいますよね。

でも、焦らなくて大丈夫です!
セレウス菌による食中毒は、
O157やボツリヌス菌などの
細菌性食中毒の中でも、
比較的軽症な部類に入ります。

特別な治療をしなくても、
だいたい1日か2日で回復しますよ。

基本的には
病院に行かなくても
自然に治ります
が、
もし脱水などの症状が
出たときには
点滴などで治療をする
こともできます。

点滴をしているうちに、
短期間で良くなっていくので
抗生物質を使うことは
あまりありません。

通常、セレウス菌の食中毒は
人から人へと感染することはないので、
その点も安心です。

 

簡単!お酢を使った食中毒の予防法

家庭でできる簡単な食中毒の予防法
どの家庭にでもある
お酢を使ったやり方です。

お酢は、菌の増殖を抑えるのに
効果的なだけでなく、
夏バテのときなど
食欲増進にも繋がりますよ。

夏バテしているときは、
サッパリしているものや
酸っぱいものが
欲しくなりますね。

ご飯を炊くときには、
お米1合に対して
お酢を小さじ1いれる
と、
菌の増殖を防ぐことができます。

酢の酸味は飛び、
お酢の成分のみがお米に残るため、
味が変わることはありません。

 

白米は食中毒を引き起こすのか?まとめ

白米は食中毒を引き起こすのか
という疑問について
ご紹介しましたが、
いかがでしたか?

白米には
セレウス菌という菌が発生しやすく、
食中毒になってしまうということが
わかりました。

食中毒にならないために
大切なのは、
食べる分だけご飯を炊き
できるだけ早く
冷ます
ようにすることです。

これから一年の間でもっとも
食中毒が流行る梅雨と夏が
やってきます。

ぜひ食中毒についての
知識を深め、
備えたいですね!

 - 季節_夏, 梅雨, 豆知識