お正月に飾る松にはどんな種類があるの?
門松やしめ飾りなど、
お正月のお飾りには
松がよく使われています。
花屋などで
松を目にするようになると
お正月が近づいている感じがしますね!
ところで松には
色んな葉の形があるのを
ご存知でしたか?
お正月に飾る松、
どの種類を選べばいいのか
困っているみなさん。
松の種類について
まとめてみましたので、
ぜひ参考にしてください!
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なぜお正月に松を飾るの?
松はお正月を代表する植物です。
しかし、なぜお正月に
松を飾るのでしょうか?
松は一年中葉が落ちない
常緑樹ですので、
古くから生命のシンボルと
されてきました。
また、新年に歳神様を迎える際には
神が宿る依り代(よりしろ)でもあります。
松の語源は
神を待つ、神を祀(まつ)るの
「マツ」だとも言われているくらい、
神聖で縁起の良い植物だと
考えられていたんですね。
松の種類
では実際にどのように
松を選べば良いのでしょうか。
松の種類や特徴について
いくつかご紹介します!
若松
最もポピュラーな松の種類です。
ちなみに若松とは
松の育て方のことで、
品種は黒松(くろまつ)と言います。
種を蒔いてから
4年程度で収穫した松のことを
若松と言うそうですよ。
ピンとしているので
花瓶にも活けやすく、
初心者でも扱いやすい松です。
人間も植物も
若いものはピンとしているんですね(笑)
生け花でも良いですが、
門松にも使えます。
昔ながらの松竹梅の門松は大きいので、
大豪邸にでも住んでいない限り、
ちょっと気が引けますよね。
処分するのも大変ですし…
そんな時には
花屋で門松用の若松を2本買い、
玄関の左右それぞれに飾るだけでも
大丈夫です!
水引や輪っかを掛けても良いですが、
そのまま立てるだけでもOKなので
ぶきっちょさんにも嬉しいですね。
根引き松
若松よりも幅を広げて
作った松ですが、
品種は若松と同じ黒松です。
京都では元祖門松とも言える松で、
根をつけたまま飾ります。
正直な感想を言うと
松竹梅をあしらった
一般的な門松と比べると
地味に見えてしまいます…。
しかし、根引き松は
「地に足がついた生活を送れる」
「成長し続ける」
と言う意味で根を残してある
縁起物なんですよ。
生け花にする場合は
根を切って飾ります。
ちなみに、
「値引き」ではありません。
「根引き」ですので、
勝手にディスカウントしないように
注意してくださいね(笑)
大王松
一つの枝から葉が大きく広がる
ダイナミックな松で、
とにかく豪華にしたい人におすすめ!
門松にしてもいいですし、
もちろんしめ飾りでもOKです。
生け花として飾る場合には
まず中央にどーん!と大王松を生けて、
足元に小さめの華を飾り、
松の広がりを楽しむのが好きです。
ただし、その華やかさゆえに
広がりすぎて扱いにくいので、
初心者には難しいかもしれません。
蛇の目松
蛇の目傘のような枝で、
葉に黄色の班が入っている松です。
珍しい種類ですので
近所の花屋やホームセンターには
売ってないことが多いです。
お値段もちょっと高級。
門松には適さないかもしれません。
しめ飾りなら悪くはないですが、
個人的には、生け花にして
少し洋風にアレンジすると
かっこいいと思います!
五葉松
葉先が五つに分かれている松です。
盆栽に使われていることが多く、
独特の形をしています。
おせちに
松の葉が入っているのを
見たことはありませんか?
実は葉先をおせち料理の飾りに
使うことでも有名なんですよ。
独特の形をしているので
門松よりはしめ飾りや生け花にするのが
良いでしょう。
ただ、五葉松と言えばやはり盆栽。
この際お正月に向けて
五葉松の盆栽を育ててみては
いかがでしょうか?
趣味は盆栽。
1度は言ってみたいですよね(笑)
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お正月には松を飾ろう
いかがでしょうか。
松は松でも色んな種類があるんですね。
都会ではマンション住まいで
門松を置けない人も多いことから、
最近は門松風の生け花が
流行っているようですよ!
正月に松を飾る本来の意味は
松を目印や依り代にして
歳神様をお迎えするためです。
ただ、松さえあればぐっと
お正月っぽく見えますし、
花瓶に生けるだけでもカッコいいですよね。
「風流だねえ」と褒められちゃうかも。
次のお正月にはぜひ松を飾ってみましょう!