3月21日はランドセルの日!日本の小学生を支える凄いヤツ!
皆さんは小学校に
どんな思い出がありますか?
みんなで行った遠足、
全力で走り抜けた運動会。
また、楽しい思い出だけでは
なかったかもしれません。
友達付き合いがうまくいかなかったり、
いやな教師と何年も同じクラスだったり。
そんな悲喜こもごもに、
いつも背中で寄り添ってくれたのが
ランドセルでした。
今回はランドセルの記念日を紹介します。
懐かしいだけではない、
最新のランドセル事情も要注目ですよ!
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ランドセルの日の由来!とんちが効いてます
ランドセルの日は
3月21日に定められています。
このランドセルの日の由来について
理由が分かった方はいるでしょうか?
定番の語呂合わせではありません。
ノーヒントで分かった方は
かなり頭がやわらかいですよ!
答えは月と日をばらして足した
3月21日→
3 + 2 + 1 = 6
で小学校の修業年数6年を表しています。
なかなか斬新な設定方法ですね。
3月12日でも12月3日でも
1月23日でもいいじゃん!というツッコミは
ご遠慮ください。
ランドセルの日を提唱したのは
ミニランドセルを製造販売している店
「スキップ」の増田利正さんです。
一昔前はテレビにも
よく出ていた方だとか。
ミニランドセルは6年使ったランドセルを
手のひらサイズに加工した雑貨。
思い出のランドセルが保存しやすくなるので
結構人気のサービスなんだそうです。
処分に困ったランドセルをお持ちの方は
一度検討してみては?
ランドセルはじめて物語
ランドセルを背負って学校に通うのが
日本独自の文化ってご存知ですか?
ランドセルは
日本独自の通学カバンなんです。
最近では海外のおしゃれさんが
ランドセルにかわいさを見出して、
ファッションアイテムとして
熱い視線を注いでいるようで・・・
イケメンに赤ランドセル。
日本人的にはちょっとシュール
そんなランドセルの語源は
いろいろあるそうですが、
一番有力とされているのが
「オランダ語のランセルがなまった説」
です。
ランセルは
軍隊で使うリュックサックのようなもので
明治のはじめ頃に、日本に紹介されました。
当時の日本は西洋に対抗して
急速な軍隊の近代化を進めていました。
その一環として、
多くのものが詰め込めて両手も空く
ランセルが導入されたようです。
名前の方は
ransel(ランセル)→ラントスル
→ランドセルと変化していった模様。
日本に定着後しばらくは
軍用品として重宝されたランドセルですが、
通学用カバンとして定着したのは
少し時代が下って明治の中頃でした。
当時、小学校入学を控えていた大正天皇に
通学用のカバンとして贈られたのが
ランドセルだったのです。
送ったのは初代総理大臣の伊藤博文。
なんだか、おじいちゃんが孫にランドセルを
買ってあげる現代に情景が重なりますね。
これがきっかけとなり、大正天皇の通われた
学習院初等科ではランドセルが正式な
通学カバンとなりました。
そして徐々に
一般にも浸透していったようです。
ただ、やはり戦前はランドセルを背負って
学校に通うのは一部の人に限られました。
一般庶民が
ランドセルを背負うようになったのは、
高度成長期の1950年代に
なってからなんだとか。
それ以前の小学生は風呂敷に
勉強道具を包んで登下校していたようです。
ちなみに、ランドセル業界では
大正天皇が使われた
ランドセルの型を今でも参考にしていて
標準的な形として生産しているそうです。
これを学習院型と呼ぶのだとか。
多くの人が背負っていたのは
学習院型なんだそうですよ。
ちょっと偉くなった気分!?
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発見!面白ランドセル!!
ランドセルというと
おじいちゃん・おばあちゃんが
孫のために買ってあげるイメージが
ありますよね。
小学校の6年を
壊れることなく支えるランドセル。
頑丈なだけあって、
そこそこのお値段がするものです。
ですが、最近は少子化の影響か、
孫一人当たりにかけるお金が
増えてきました。
それに伴って、大変高額なランドセルも
登場してきたようです。
ここでは一風変わったランドセルを
紹介していきます。
トヨタとコラボ!レクサスランドセル!
レクサスというと車メーカーのトヨタの
高級車ブランドです。
あらゆるパーツに並々ならぬ
こだわりが込められており、
数々の新技術も投入されています。
そしてその技術を
ランドセルに応用してしまったのが
この一品。
なんでも
車に使われているカーボン繊維と
同じ素材を使い、
高級感のあるランドセルに
仕上げているとのこと。
お値段税込み15万円なり。
・・・並々ならぬこだわりが
値段に反映されたことはよくわかりました。
天皇家秘伝のランドセル!
こちらは高級ランドセルメーカーとして
名をはせている鞄工房山本の最高級ライン。
まずはすべてのパーツを
希少な革であるコードバンで構成。
そして、着色に平安時代より伝わる
天皇家秘伝の染色法
「黄櫨染(こうろぜん)」を
現代風にアレンジした
「夢こうろ染」を使ったランドセル。
それが「オールコードバン 夢こうろ染」
税込み179,000円なり。
なんでも「夢こうろ染」を施したパーツは
光の加減によって色が変わるのだとか。
まぶしくて直視できそうにないですね。
主に値段が。
もはやお約束!純金ランドセル!!
こういった高額商品シリーズをやると
だいたいトップに来るのが純金製○○。
純金製の風呂とか純金製のハローキティとか
まさか子供の使うランドセルで
純金製は来ないだろうと油断していたら
本当に来てしまいました・・・。
もはや説明不要の破壊力。
パルタカヤナギの純金箔ランドセルです。
なんというか、コメントに困る一品ですね。
革に金箔を貼ることはとても難しいらしく、
ランドセルに金箔を貼るためにものすごい
試行錯誤があったようです。
金閣寺の金箔職人に
教えを請うたりしたそうで。
で、苦難の末にできたのがこのランドセル。
お値段200万円。現在は販売休止中。
このメーカー、牛の胃とかシマウマ革とか、
とにかく
斬新なランドセルを制作しているので、
興味のある方は問い合わせてみると
幸せになれるかもしれません。
3月21日はランドセルの日・まとめ
・由来は小学校の修業年数!
・ランドセルは最初は軍用品だった!
・最初にランドセルで通学したのは大正天皇
・贈ったじいちゃんは伊藤博文!
・最近のランドセルはすごい!
ピカピカのランドセルを背負って
おぼつかない足取りで
学校に通う小学生を見かけると
新しい季節の始まりを感じます。
自分の記憶を思い返すと
最初は大事に扱っていたランドセルも、
3年ぐらいから投げたり、蹴ったり、
ぶつけたり・・・と、けっこうひどい扱いを
していました。
それでも6年間、最後まで壊れることなく
小学校生活に付き合ってくれたランドセル。
自分が背負っているようで、逆に
ランドセルから支えられていたんだな・・・
なんて少し感傷的になってしまいます。
3月21日はそんな小学校時代の戦友に
思いをはせてみてはいかがでしょうか。