なぜうちわで風が作れるの?身近なアイテムの仕組みをリサーチ!
夏の暑い日、
手軽に涼をとれるアイテムといえば
うちわですよね。
パタパタと扇げば、
涼しい風に
当たることができます。
誰でも一度は
使ったことがあるだろう「うちわ」。
それでは、
なぜうちわで風が起きるのか?
その理由は
知っているでしょうか。
今回はうちわの仕組みについて
見ていきたいと思います!
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どうしてうちわは風が起きる?
うちわはザックリ分けると、
持つ部分の「柄」と
丸い形の「面」の部分があります。
直接的に風を起こすのは
面の方ですね。
うちわを振ると、
平たい面に押された空気が
圧縮されます。
圧縮された空気は、
密度がぎゅっと高まった
かたまりになるんです。
そしてそのかたまりが
押し出されて移動することで
風が生まれます。
パタパタとうちわを振ると、
扇風機のように
風が当たり続けるのではなく、
うちわを振った分だけ
波のように風がぶつかってくるはずです。
それは、
うちわを振る→空気が圧縮される
→空気のかたまりが押し出される
風を生み出すのに、
こういったステップが
あるからなんです。
ちなみにうちわを使うときは、
あまり一生懸命
扇がない方がいいですよ。
激しくうちわを振ると、
軽い運動をしているのと
同じ状態になり、
体が温まってしまいます。
そうなると
せっかく風を起こしているのに、
涼しさが半減しちゃうんです。
ですので、
うちわは優雅かつゆるやかに
使うようにしましょう。
そうすれば
必要以上に体を温めることなく
涼をとることができますよ!
また柄の下の方を持つと
より大きな風を起こせるので、
試してみてくださいね。
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うちわにはあの有名な原理が働いている?
うちわには、
“てこの原理”が働いているって
知っていましたか?
てこの原理といえば、
支点・力点・作用点を利用した
有名な原理ですよね。
一般的にてこというと、
小さな力で大きなものを動かす…
というイメージでしょう。
しかし実際には
てこにもいくつかの
種類があります。
うちわに利用されるのは
“小さな運動から大きな運動を得る”
という働きです。
うちわの場合は面が作用点、
柄の持つ部分が力点、
手首が支点になります。
てこが働くことで、
柄(力点)を小さく動かすだけで
面(作用点)が大きく動き、
効率的に風が起こるわけです。
うちわの風は”圧縮”と”てこ”で生まれる
うちわでなぜ
風を起こすことができるのか。
その理由を調べてみましたが、
いかがだったでしょうか?
空気が圧縮されたり
てこの原理が働いていたりと、
色々な現象が重なって
風が発生していたんですねー。
うちわを振るだけなのに、
ちょっとした実験みたいで
ワクワクしちゃいます。
うちわ以外にも、
身近にある物の仕組みを調べると
面白いかもしれませんね!