杉花粉は樹齢何年から増えるの?樹齢何年まで生きるのかについても調査!
冬が過ぎ、
暖かくなってくるのは幸せですが
そんなとき気になるのは
「花粉」ですよね!
その中でも毎年、杉花粉は
ニュースでも話題になるほど
私たちを悩ませ
国民病とも言われています(泣)
しかし、
みなさんは杉花粉が
樹齢何年くらいから
増え始めるのか知っていますか?
花粉症に悩まされているものの、
意外と杉花粉の正体には
知らないもの。
そこで今回は、
杉花粉は樹齢何年から増えて
樹齢何年まで生きるのか?
について
調べてみました!
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目次
杉花粉とは?
杉は風媒花といい、
風によって花粉を運ぶ植物です☆
このため、
花粉は風に乗って
遠くまで運びますよ!
その飛距離は
数十キロメートル以上で
なかには300キロ以上
離れた場所からでも
飛んでくるんだとか!
かなり遠くまで飛びますよね(汗)
杉花粉の飛散時期は、
地域によって
多少の違いはあるものの
主に2月~4月の間だと
言われています。
日本でもっとも多い花粉症は
この「杉花粉症」。
およそ2500万人が
杉花粉症になっていると
考えられています!
この2月~4月の時期は、
これだけの人が杉花粉に
悩まされているんですね(汗)
花粉を放出するのは雄花だった!
杉花粉を放出する雄花は
7月ごろから作られ始め
11月ごろには花粉が成熟します。
その後、
冬になると寒くなるため
雄花はいったん
冬眠のような状態になります。
しかし、
その寒さに
一定期間さらされると
雄花は覚醒!
花粉の飛散に向け
あらたに準備を始めますよ♪
その後、
暖かい日が続くと
花粉は飛散開始となります★
杉花粉は樹齢何年から増え始めるの?
杉が花粉を飛ばし始める時期など
未解明な部分も多いですが、
杉が開花し始めるのは
樹齢10数年ほど経ったとき。
そして
樹齢25年から30年を
超えたあたりから、
花粉はたくさん
発生し始めるんです☆
それ以降、
杉は花粉を飛ばし続けますよ!
特に樹齢40年~50年あたりから
フル回転し始めるんだとか♪
現在ある杉の木のうち、
8割以上の杉が
樹齢30年を超えているため、
これらが大量に花粉を
放出しているというわけです。
杉花粉が大量に飛散が続くのはなぜ?
日本で杉花粉症が報告されたのは
1964年のこと。
そこから6年後の
1970年代に入ると
急激に増え始めます!
花粉症が増え始めた原因とは
いったい何なのでしょうか?
樹齢30年を超えたことが関係していた
増え始めたのは
戦後の1950年代中ごろ~
1970年代にかけて
「拡大造林」で植えられた杉が
関係しています。
いま現在、
およそ448万ヘクタールは
杉の人工林で
日本の森林面積の約18%に
該当しますよ★
その中の多くの杉は
すべて樹齢30年を超えたため、
結果的に年々
杉花粉の量が増えているんです!
例を出すと
多摩地区の杉林のうち
8割の杉が樹齢30年以上を
超えているというから驚きです!!
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杉は樹齢何年まで生きるの?
杉の樹齢は数百年!?
杉の樹齢は
軽く数百年は超えます。
平均樹齢は一般的に
長いと500年程度はもつと
言われているんだとか!
500年前なんて
日本では戦国時代
真っ只中だったころです。
その頃に植えられた杉が
今でも生きてるなんて
なんだか不思議ですよね☆
このように
杉の樹齢が上がれば上がるほど
花粉の飛散量は
どんどん上がっていき
さらに増えていくと言われています。
番外編!樹齢2000年を超える杉の木があった!
その一方で
屋久島の杉のように
樹齢2000年を
余裕で超える杉があります!
2000年前とは
弥生時代!!
桁外れに長い寿命ですよね♪
これだけ長生きするのは
屋久島特有の環境にあると
いいます。
湿気が多いため
腐りにくいということや、
新鮮な水に恵まれているなどの
条件が影響していますよ。
これらの条件が重なり
屋久杉は
通常よりも成長が遅くなって
長生きできるように
なったんですね★
飛散量が増加している理由は?
杉の樹齢が長くなればなるほど
飛散量は増加すると分かりましたが、
それに加えて
追い討ちをかけるのが
「地球温暖化」です。
地球温暖化の影響で
気温は上昇していき、
日射量は増していきます。
その環境は
杉の成長にとって
最高の環境なんです!
しかし、花粉の生産量は
拍車がかかり
ますますひどくなって
いってしまいますよ。
花粉が多く飛ぶ年と少ない年の違いとは?
杉花粉が
多く飛ぶか少なくなるかは
前の年の夏の気象条件が
関係しています☆
花粉は前の年に形成されるため
その夏に雨が降らず
日射量が多ければ、
翌春の花粉の量は多くなる
傾向にあります!
また、前の年に
雄花の生産量が少ないと
翌年は雄花の生産量が増加し
杉花粉も多くなってしまいます。
花粉を減らすことは可能なの?
年々ひどくなる杉花粉。
これらの花粉を減らすことは
可能なのでしょうか?
いくつか対策があるので
見ていきましょう!
対策1:杉の木を伐採して整える
花粉を撒き散らしているのは
樹齢30年以上の杉。
これらを伐採して
樹齢20年以下の若杉を増やすと
花粉が多少は和らぐのではないか?
と言われています!
ですが、
高度成長期以降
日本では林業が衰退…
外国から質が良く安い木材が
輸入されるようになったため、
スギの伐採は
停滞傾向にあります(泣)
しかし、
杉花粉を和らげるには
きちんと杉林の手入れを
進めていく必要があります!
もちろん
伐採して終わりではなく、
花粉の少ない苗木を植えるなどして
森林に戻していかなければ
いけません。
伐採してはげ山のままでは、
山地が崩壊し、水害の原因にも
なりかねませんよ!
また、
伐採したあとには
きちんと建築用材として
利用することも重要です♪
対策2:花粉を予防するために正確にカウントする
花粉がいくら多くても
花粉症の治療法というのは
残念ながら
まだ確率されていません。
そのため、
花粉がどの程度飛散するかの
予測制度が上がれば
その年の予防対策を
万全にすることができます★
近年では、
大気中にある花粉を
常にカウントできる
最先端の計測装置の開発が
進められています!
この装置は、
分単位で花粉の飛散量や
分布を分単位で把握することが
可能ということ。
これらのデータがあれば
かなり花粉の予防対策に
役立ちますよね☆
対策3:カビを混ぜた液体を撒く
杉の雄花の花粉が
花粉症のもととなるということは
先ほど書きましたが、
この「雄花の花粉だけ」をエサにする
珍しいカビがあるんです!
このカビを液体に混ぜ
杉の成木に撒くことで、
花粉そのものを出さないという
実験を進めているといいます。
これが実用化されると
花粉を減らすことに
効果抜群ですね♪
ただし、ひとつ問題が…
それは時間がかかるということ。
安全性を確保しながら
効果が出るように
品種改良を続けて
実用化へ向けて動き出しています!
ただ、そこからさらに
実用化するためには
農薬として登録するための
検証実験が行われます。
そのため、
10年は確実にかかると
言われていますよ(泣)
まだまだ
先は長そうですよね…
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杉花粉は樹齢何年から増えるの?樹齢何年まで生きるのかについても調査! まとめ
杉花粉は樹齢何年から増えて
樹齢何年まで生きるのか?
について調べましたが、
いかがでしたか?
杉花粉は
樹齢25年から30年を
超えたあたりから、
増え始めるということが
分かりました☆
それ以降、
杉は花粉を飛ばし続けますよ!
特に樹齢40年~50年あたりから
フル回転し始めるんだとか♪
現在ある杉の木のうち、
8割以上の杉が
樹齢30年を超えているため、
これらが大量に花粉を
放出しているというわけです。
また、杉の樹齢は
軽く数百年は超える
ということも分かりました♪
平均樹齢は一般的に
長いと500年程度はもつと
言われているんだとか!
このように
杉の樹齢が上がれば上がるほど
花粉の飛散量は
どんどん上がっていきます。
どうか花粉の飛ばない杉が
できないものかと思いますが、
その道はなかなか
険しそうですね(笑)