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恵方巻と節分の関係とは?鍵はお新香とコンビニだった?!

節分といったら、
何をイメージしますか?

定番の豆まきに加えて、
恵方巻!と
答える人も多いと思います。

縁起のいい方角を向いて太巻きを食べ
福を呼ぶ恵方巻ですが、
節分の日に恵方巻を食べるのには
何か理由があるのでしょうか?

節分と恵方巻には
どんな関係があるのでしょう?

今回は節分と
恵方巻の関係について、
調べてみました。

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節分とは

節分とはもともと、
季節の分かれ目を指しています。

立春、立夏、立秋、立冬が
それぞれの季節の始まりの日であり、
節分はそれぞれ
その前日という意味なんですね。

節分には魔物
やってくるといわれていたので、
豆まきなどを行って
悪いものを追い払いました。

そして旧暦で見ると
立春は年明け、
節分は大晦日にあたります。

大晦日に悪いものを払って
幸福な1年が過ごしたいという願いから、
立春の節分が
行事として残ったといわれているんです。

 

恵方巻とは

恵方巻のイベントでは、
太巻きを丸々1本
1人で食べきります

太巻きには
福を巻き込む”という意味があり、
七福神に見立てた
7種類の具を使用するんですよ。

恵方巻を切り分けないのは、
縁を切らないようにするため。

食べている途中でしゃべったり
口を離したりすると福が逃げるので、
ただひたすら
無言で恵方巻を食べ続けます

なかなか辛いですね…

しかし一気に恵方巻を食べきることで、
幸福やいいご縁
一緒に頂くことができるんだそうな。

恵方巻を食べるときは、
その年の幸福をつかさどっている
歳徳神(としとくじん)様のいる方向…
つまり恵方を向きます。

恵方は毎年違うので、
しっかり確認しましょう!

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節分と恵方巻の関係は?

節分に恵方巻を食べる習慣は、
大正時代の初期に
始まったといわれています。

当時は主に大阪花街界隈で
行われていたのだとか!

節分の時期というのは、
ちょうどお新香
つかる時期でもありました。

そのためお新香を太巻きの具にし、
恵方に向かって食べることで縁起を担ぎ
商売繁盛厄払いを願ったそうです。

この頃は恵方巻ではなく、
丸かぶり寿司太巻き寿司などと
呼ばれていたんですよ。

花街の中の習慣だったため、
一般にはあまり
有名な行事ではありませんでした

しかし1930~1970年代にかけて、
お寿司業界が
恵方巻の宣伝を行っていきます。

これは土用の丑の日に
対抗するための、
販促活動だったようですね。

節分に巻き寿司を食べると幸運に恵まれる
恵方を向いて太巻きを食べて幸運を呼び込む

こういったチラシが作成されたり、
1977年には道頓堀で
巻き寿司の早食い競争も開催されました。

こういった地道な活動の結果、
関西地方では少しずつ
恵方巻が根付いていきます。

そしてその後、
恵方巻は一気に有名になるのです。

そのきっかけは、
コンビニのセブンイレブンでした。

1989年・セブンイレブンは
広島の一部店舗で
恵方巻の販売を開始します。

これが好評だったので、
販売範囲全国へと拡大。

すると大手のコンビニを介して
恵方巻はあっという間に
全国へ広まっていきました。

そして節分
定番行事になったんです。

ちなみに”恵方巻”という
商品名を付けたのも
セブンイレブンなんですよ。

セブンイレブンすごいですね。
さすがコンビニエンス!

 

恵方巻で幸せをゲット!

節分恵方巻について
お伝えしましたがいかがでしたか?

もともと節分
恵方巻が食べられるようになったのは、
お新香がつかる時期だったから…
なんてちょっと驚きです。

もしもお新香ができあがるの
12月頃だったら、
クリスマスケーキと一緒に恵方巻が並ぶ…
なんてことも
あったのかもしれませんね。

節分には豆をまいて鬼を追い払いますから、
恵方巻が運ぶ幸福
きっとどんどんやってくるはずです。

おいしい恵方巻を食べて、
幸せをたくさん呼び込みましょう!

 - 節分