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おやすみロジャーが眠くなる理由は?効果は?大人も眠くなるの?

子供寝かしつけに効果抜群!」と、
日本でも多くのメディアで話題となった

世界的ベストセラー絵本、
おやすみ、ロジャー -魔法のぐっすり絵本- 』。

寝かしつけに苦労しているパパママにとって、
この本の帯に書かれている

たった10分で、寝かしつけ!

という言葉に惹きつけられない人はいないはずです。

この本は本当に効果はあるのか、
眠くなる理由や大人も眠くなってしまうのか、
実際に2歳の息子に試した様子
ネット上の反応をまとめてみました。

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おやすみロジャーとは?

リラクゼーションを目的として、
子供の寝つきを良くするため
書かれた絵本です。

著者は、
行動科学者でスウェーデンの大学講師である、
カール=ヨハン・エリーンさん。

心理学を専門に研究していて、
絵本にはその心理学のテクニック
物語の中にちりばめられています。

監訳者で快眠セラピストの三橋美穂さんは、
その秘密を絵本の最後のページで解説し、
睡眠のスペシャリストとして
寝かしつけの参考になる情報なども
紹介してくれています。

2015年に日本で発売されて
話題となっているこの絵本ですが、
元々2010年スウェーデンで自費出版されました。

世界的ベストセラーとなったのは
自費出版から4年後、
英訳されてから口コミで話題となり、

イギリスAmazon史上はじめて、自費出版本として
総合ランキング1位」となったのがはじまり。

 

その後、アメリカやフランス、スペインなどでも
Amazon総合ランキング1位となり、
その効果の高さが世界中で絶賛されるようになりました。

今後はさらに40か国で翻訳される予定で、
著者のカール=ヨハン・エリーンさんは、
この本が、世界中の「家庭の助け」になればと考えているようです。

では、実際に本当に効果があるのでしょうか?
まずはどのような物語なのか内容を見ていきましょう。

 

物語の内容はシンプル!

眠るのがとっても苦手
小さなうさぎ「ロジャー」が主人公。

おかあさんうさぎと読み手の子供を含めて3人で、
すぐに眠れるという魔法の呪文を知っている
あくびおじさん」のところへ
会いに行くというお話です。

*本の中では【なまえ】と書かれていて、
【なまえ】にはお子さんの名前を入れる」
と指示があります。

 

その途中に出会うユニークな生き物、
「おねむのカタツムリ」や「ウトウトフクロウ」にも
眠る秘訣を教えてもらいながら進んでいきます。
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物語は20ページ以上あり、
一般的に想像する子供の絵本と比べると長く、
文字が多くて絵が少ないと感じる人も多いかもしれません。

‥でも実はそこに眠くなる秘密が隠されていたのです。

 

眠くなる秘密はこれだった!

子供の絵本》と聞いて、
あなたはどのようなイメージを持つでしょうか?

私の勝手なイメージは次のようなものです。
(0歳と2歳の息子を持つ母の目線です 汗)

・すべてのページにがある
文字が少ない
(多くてもページ全体に対して半分以下)
・絵から物語想像できる

子供の年齢が進むと
そのイメージも変わるのかもしれませんが、
子育て歴2年という経験の浅い私は、
そのような固定観念がありました。

そんな私がこの絵本を開いた正直な感想は、

文字がぎっしり、、
息子は飽きないかな、、
聞いてくれるかな、、
大丈夫かな、、

半信半疑になりながら読んだのを覚えています。
(その時の様子は後ほどご紹介します)

 

後に分かりましたが、
実はこれが眠りやすくなる秘密だったのです。

最初のページには、
読み方の手引き
というものがありますが、
そこには次のように書かれていました。

(以下、本より抜粋)
お子さんは絵を見ながら聞くよりも、
むしろ横になってお話だけ聞くほうがいいでしょう。
そのほうがリラックスしやすいのです。

‥だそうです。
確かに、目からの情報をシャットアウトすることで
余計な感情が出にくく、

身体がリラックスしやすいというのは
納得できます。

なぜなら、私の2歳の息子はいつも本を読んであげると、
目にする気になるものはすべて
「これ何?(実際にはちゃんとしゃべれてませんが‥)」
と聞いてくるので 苦笑

そして、耳から入ってくる情報は、
心理学のテクニックが満載ですから、
余計にその効果が高まるというわけですね。

 

では、心理学というと難しそうですが、
具体的に使われているテクニックは
どのようなものなのでしょうか?

本の中では、次のようなものが
解説されていました。

アファメーション効果
自分に言い聞かせる表現を使い、意識に働きかける効果

「もっと、もっと」などの言葉の繰り返し
繰り返しによりその言葉のパワーを高め、より自己暗示にかかりやすくする

息を長く吐きながら読む
長く吐くことにより体の力が抜けて眠くなりやすくする

自律訓練法
リラックスして呼吸をゆったりするなど
意識的に体をゆるませるという
医療の現場でも使われている効果的な方法

 

少し難しい部分もありますが、
どういうことか、私なりに絵本を振り返ってみました。

例えばウトウトフクロウさんに
眠るアドバイスをもらっている場面。

ウトウトフクロウさんが、
眠るには、
地面に体が落ちてしまいそうになるくらい
体を重くして‥
と伝えるときに、

「(省略)落ちていく、落ちていく。
(省略)ゆっくり落ちていく。」

と表現しています。

 

さらに、
「読み方の手引き」には、
この場面は「ゆっくり、静かな声で読む」とあります。

なるほど。

アファメーション効果
言葉の繰り返し
読み方
(ゆっくり、静かな声=息を長く吐く、リラックス?)、

先ほどのテクニックがすべて盛り込まれているようですね。

それでは
眠くなるテクニックが分かったところで、
気になる実際の効果はというと、、

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2歳の息子に試した結果は!?

私がこの本と出会ったのは、
母からプレゼントされたのがきっかけ。

母は、同じように孫を持つ友人から、
これは効果がある!
と勧められたそうです。

その友人の孫は、6歳女の子と3歳男の子。

6歳女の子は、
内容を理解しながら聞いて眠りに落ち、

3歳男の子は内容を理解してというより、
朗読されたその表現フレーズを聞いて
眠くなったようです。

やはり、先ほどのテクニックの効果が出ているようですね。

では、2歳の私の息子はどうだったでしょうか‥?

 

結論、、

 

見事に残念な結果となってしまいました 汗

最初の1ページは読めたものの、
その後はページをどんどんめくられ、

私も負けじと読むのをやめず、
めくられたページにある内容をうまくつなげて話していました。

しかし、そんな努力は水の泡、、
5分も経たないうちに本を閉じられ
「ないなーい(終わりー)」

その後再度挑戦しようとするも、
本を開かせてくれず、
翌日、その翌日も結果は変わりませんでした。

2歳半になった現在、
その本は開かれることなく
本棚に置いてあります 汗

‥と、
この本の効果を期待していた方には
がっくりさせてしまうような内容
ごめんなさい。

 

効果が現れなかった原因は‥!?

メディアで取り上げられるほど
「効果がある!」と騒がれていた絵本でしたが、
我が家には合わなかったようです。

というより、読んであげるには
まだ早かったのかもしれません。

後から知りましたが、
この本の対象年齢3〜7歳だそうです。

ネット上でこの本に関する口コミを見ると、

中には2歳以下でも
「効果があった」
「寝かしつけがとても楽になった」
という声もありましたが、

多くは話が理解できて聞く体制になれる
3歳以上の声が多いようです。

やはり世界的ベストセラー
となっているだけあって、
効果があったという声の方が多いようですが、
3歳以上でも全く効果がないという意見もあります。

いつも寝かしつけには本を読んでいたり、
集中して聞いていられる子
わりと効果がでやすい印象です。

息子はそれに当てはまるのかは悩ましいですが、
また3歳過ぎてから挑戦してみようと思っています。

 

大人も覚悟しないと危険な本!?

この本には「読み方の手引き」がありますが、
そこには次のように書かれています。

(以下、本より抜粋)
車を運転している人のそばで絶対に音読しないこと

‥これを見ると、
どれほどの効果があるのか少し怖いですね。

私が読んだ感想と
ネット上の口コミを総合すると、

読んでる大人が眠くなる本‥です 汗

読み手に、
声のトーンやスピード、
動作(あくびをするなど)の指示があり、

それを行いながら読むと、
本当のあくびが出てくるわ、
まぶたが下がってくるわ、

ただでさえ長いお話なのに。
読むのが辛くなってきたのは
私だけではないはずです 笑

 

まとめ

子供の寝かしつけに悩む親は、
日本に限らず世界中にいるということ。

苦労しているのは自分だけではないんだ
それを知るだけでも、
少し気が楽になりませんか?

私自身、息子に効果がなかったこの絵本ではありましたが、
この記事を書く上で同じような悩みを持つ人が
こんなにもたくさんいるということを
改めて実感することができました。

この本がその手助けをしてくれたら、
さらに最高だったんですが 苦笑

効果は人それぞれなので絶対とは言えません
期待しすぎず、
物は試しに」程度に使ってみたほうが良さそうです。

おやすみロジャーを読むときは、
家事を早く片付けて、
子供の寝かしつけをしながら
一緒に寝てしまう日にしてはいかがでしょうか。

 - 子ども