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幕末ってどんな時代?歴史の流れを簡単に分かりやすく解説!


大河ドラマがヒットするなど
歴史根強い人気がありますよね。

中でもファンが多いのは、
幕末ではないでしょうか。

しかし意外と

幕末って何がどうなってんの?

という方も
少なくないと思います。

そこで今回は、
簡単分かりやすく
幕末の流れ
解説したいと思います!

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そもそも幕末とは?

日本の政治はもともと
天皇様を中心とする
朝廷が行っていました。

この朝廷から
江戸時代に政治を任されていたのが
徳川幕府です。

幕末というのは、
徳川幕府が日本を統治した時代の
末期のことなのです。

それではこの頃に
どんなことが
起こったのでしょうか?

 

黒船の来航

鎖国をしていた日本は、
外国との付き合いを
シャットアウトしていました。

しかしアメリカから
軍艦と共にやってきたペリー
港を使わせなさい
と幕府に要求。

さもなくば武力行使
という態度をとります。

これが黒船来航です。

武力を恐れた幕府が港を開くと、
アメリカはさらに
日本側の条件悪いけど貿易もしよう
と持ちかけてきます。

反発も多い中、
幕府の重役だった井伊直弼
ほぼ独断で貿易を受け入れました

これが幕府への不満
繋がっていきます。

 
【関連記事】
黒船来航の理由や背景を解説!幕府vsペリーの行方は?〈前編〉

 

安政の大獄と攘夷(じょうい)

強引な貿易で景気が悪くなると、
日本から外国人を追い出そうという
攘夷の考えが広まりました。

それに焦った幕府は、
攘夷派の活動家たちを
厳しく処罰します。

これが
安政の大獄と呼ばれる事件です。

取り締まりの
リーダーだった井伊直弼は、
強い反感を買って
暗殺されてしまいます。

すると
次に幕末の鍵を握ったのは
長州薩摩の2藩でした。

 

【関連記事】
安政の大獄ってどんな事件? 分かりやすく解説します!〈前編〉

 

 

薩長同盟の締結

長州藩は簡単に言うと
天皇様大好き、でも外国人は嫌い
という藩。

天皇様に政治をして欲しい、
外国人は追っ払う!

これが長州藩の言い分であり、
尊王攘夷という考え方です。

彼らは天皇様のいる京都で、
攘夷活動を行います。

これが面白くない幕府は、
新選組などの部隊を作って
尊王攘夷派を取り締まりました。

徐々に力を削がれた長州藩は、
京都を追い出されます。

 

一方薩摩藩

攘夷思想はありますが、
幕府と天皇様が協力して政治を行う
公武合体が多数派です。

幕府への不満はありつつも、
逆らいはしません。

長州藩への攻撃には
薩摩藩も参加してたりするので、
当然2つの藩
仲が悪かったんですね。

犬猿の仲の薩長ですが、
後に共通点が生まれました。

それぞれ外国の部隊と
直接争ったのです。

結果的にボロ負けした両藩は、
攘夷は無理だと悟ります。

攘夷ができないとなると、
外国に対抗するには
日本も国や軍を
強くしなければいけません。

そのためには、
古い考えの幕府を倒して
新しい政府を作るべきだ

 

両藩がそう考えたところで
坂本竜馬が登場。

坂本竜馬が仲介したことで、
長州藩薩摩藩
協力して幕府を倒そうと決めます。

こうして
薩長同盟が締結されたのです。

 
【関連記事】
薩長同盟って?背景から内容まで分かりやすく解説します!①
 

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大政奉還

薩長同盟が結ばれると
倒幕運動が激化しました。

しかし大きな戦が起これば
国内が混乱してしまう。

幕府の将軍・徳川慶喜
混乱を避けるために
政権を朝廷に返すと宣言しました。

これが大政奉還です。

この後、政権返上を認めない幕軍
薩長軍の間で
戊辰戦争が起こります。

戊辰戦争に負けた徳川幕府は
完全な終わりを迎え、
時代は明治へと移りました。

黒船来航から戊辰戦争の終結までを、
幕末と呼びます。

 

【関連記事】
大政奉還って?幕末の大騒動を分かりやすく解説します!〈前編〉

 

重要な4点

幕末の流れ
ざっと見ていただきましたが、
いかがでしたか?

今回は

黒船来航
安政の大獄
薩長同盟
大政奉還

を主にとりあげました。

この4つは
幕末の中でも代表的な出来事なので、
ここを押さえておくと
他の事件なども理解しやすいと思います。

歴史を知っていく上で
この記事が少しでも
お役に立てば嬉しいです!

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